- 場名など
- 宗悦殺しの巻(服部坂上深見新左衛門の邸・安永二年十二月二十日〜根津七軒町の裏長屋・同日の深夜〜元の新左衛門の邸・前場より卅日後)〜お園新五郎の巻(谷中七面前の下総屋質店・前幕より半年後の七月十四日〜同家裏手の物置〜松倉町の荒物店・前場より二日後〜同家裏手屋上の捕物)〜豊志賀の巻(根津七軒町の豊志賀内・前幕より十九年後の八月〜茅町蓮見寿司の二階〜大門町?屋勘蔵の家・前場と同じ日の深夜)〜新吉の巻(下総国の累ヶ淵・前幕より十日後八月二十七日〜同土手下甚蔵の内〜法蔵寺裏の墓所・前幕より七日後〜質屋下総屋の店先・前場より二日後)〜因果車の巻(北坂お賤の妾宅・前幕の翌年七月十五日夜〜根本聖天山〜絹川提)〜大喜利(累供養)
- 配役
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深見新左衛門 = 嵐璃珏(5代目)
妻沢野 = 中村成太郎(2代目)
長男新五郎・下総屋の手代新五郎・踊りの若い者昭蔵 = 坂東薪車(3代目)
妾お熊 = 片岡松之丞(初代)
門番勘蔵・新吉の伯父勘蔵実ハ以前深見家の門番 = 嵐吉三郎(7代目)
無頼漢馬吉・合長屋の善六 = 市川市十郎(5代目)
弟分甚太・踊りの若い者乾吉 = 中村太郎(2代目)
宗悦の妹娘お園・下総屋の女中お園・お園の亡霊・踊りの娘おとし = 大谷ひと江
針医皆川宗悦・宗悦の亡霊 = 中村霞仙(2代目)
宗悦の姉娘豊志賀・富本の師匠豊志賀・豊志賀の亡霊 = 尾上菊次郎(4代目)
下総屋の番頭三蔵・お久の叔父下総屋三蔵以前谷中の下総屋の番頭 = 市川松柏(初代)
荒物屋の女主人お春 = 上村吉弥(5代目)
深見新左衛門の次男内弟子新吉・豊志賀の弟子新吉・踊りの若い者孝吉 = 片岡孝夫
羽生屋の娘お久・お久の亡霊・踊りの娘およし = 市川右之助(3代目)
医者伊東朴庵 = 中村駒雀(初代)
踊りの娘おきく = 中村鴈之丞
土手下の甚蔵 = 市川寿美蔵(7代目)
馬方作蔵・踊りの若い者吉作 = 大谷妹尾
踊りの若い者山次 = 大谷山三郎
- 備考
- 七月納涼歌舞伎、若手奮斗公演、尾上菊五郎・嵐吉三郎・中村霞仙補助出演、三遊亭円朝原作、中川彰脚色・演出、大塚克三美術、通し狂言、昼夜同一演目上演